免許取得のデメリット

免許取得のデメリット

 

前述したように、免許取得のメリットは枚挙に暇がありません。他方、デメリットが全く無いわけではありません。数十万円の費用を工面しなければならないのは言うまでもありませんが、他にも何点か挙げることができます。

免許は取得後、定期的に更新する必要があります。また紛失すると面倒です。免許証は身分証明書も兼ねるため、犯罪を企んでいる人に拾われれば悪用される恐れがあります。住所や生年月日等の個人情報も漏れてしまい、しばらくは気が気ではない日々を過ごすことになります。

さらに自動車所有欲を発端に、車の購入、税金の加算、保険料、ガソリン代、駐車場代、車検代、修理代、維持費等が次々に発生します。車を保有する以上、これらの支払いは当然ではあるのですが、免許さえ取得しなければ払わずに済んだとも言えます。

一番の恐れは事故のリスクです。交通事故は免許を持っていなくても遭遇しますが、自ら運転するようになると、さらにその可能性は上がります。セダンを運転中に、居眠り運転するトラックに衝突されないとも限りません。逆に死亡事故の加害者ともなれば、生涯に渡り、その罪を背負わなければなりません。経済的にも賠償金が重くのしかかります。一度の過ちで暗澹たる人生に変わってしまうのが運転なのです。最近は高齢化社会の煽りを受け、高齢者の運転で起こる事故が増えています。これらの事故には長年運転したから大丈夫だという過信が共通しているのですが、現時点で高齢者の免許返納は義務付けられていません。自分は頑固な高齢者になりそうだという自覚のある人も、そうでない人も、加齢は確実に運転スキルを低下させることだけは認識する必要があります。

免許の種類

合宿であろうと通学であろうと、教習所に入学する前に勉強しておかなければならないのは免許の種類です。多くの人は普通自動車第一種免許を取得しますが、この免許のみでは運転できる車種が限られています。大型車やオートバイを運転したければ、別途教習を受けて各種検定に合格する必要があるのです。

運転免許は大きく第一種、第二種、仮免許の三つに区分することができます。第一種は一般的な自動車やいわゆる原付を運転するために要する免許です。出勤やドライブを用途とするのであればこの免許で事足ります。第二種はこれらの一般自動車に加え、タクシーやバス等を運転する場合に必要とされます。

またさらに細かく分類すると、第一種免許には普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許、原付免許、普通二輪免許、大型二輪免許、小型特殊免許、大型特殊免許、牽引免許があります。普通免許で運転できるのは普通自動車や軽自動車です。普通免許は原付免許も兼ねています。中型免許で運転できるのは中型自動車です。定員が11人以上29人以下の自動車で、総重量や積載量によって定義されています。大型免許で運転できるのは大型自動車です。定員30人以上の自動車で、業務用の車両です。普通二輪免許で運転できるのは排気量が400㏄以下のオートバイです。大型二輪免許で運転できるのは排気量が400㏄超のオートバイです。ほぼ全ての二輪車が該当します。小型特殊免許で運転できるのは小型特殊自動車です。フォークリフトやトラクター、道路工事用車両が該当します。但し普通免許等で兼ねることができるため、この免許のみを取得しようとするケースは稀です。大型特殊免許で運転できるのはクレーン車やショベルカーといった特殊車両です。